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2007年08月 アーカイブ

2007年08月10日

メタボリックシンドロームの定義・診断基準

メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満症候群)の定義

 Metabolic 代謝の Metabolism (新陳)代謝:生体内の物質とエネルギーとの変化
 Syndrome 症候群:ある特定の疾患もしくは病的変化を基盤として出現する一群の身体・精神症状。

メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満症候群)の診断基準

腹囲:男性85cm以上 女性90cm以上→内臓脂肪型肥満と診断

上記に加え次の3項目のうち2項目以上が該当する場合
     
・高血糖
  空腹時血糖110mg/dL以上

・高血圧  
次のいずれかひとつでも該当する場合
  収縮時血圧130mmHg以上 または 拡張期血圧85mmHg以上      

・高脂血症(脂質異常症)
次のいずれかひとつでも該当する場合
   血清中性脂肪150mg/dL以上 または 血清HDLコレステロール値40mg/dL未満

2007年08月20日

内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)に着目する意義

平成17 年4月に、日本内科学会等内科系8 学会が合同でメタボリックシンドロームの
疾患概念と診断基準を示した。
これは、内臓脂肪型肥満を共通の要因として、高血糖、脂質異常、高血圧を呈する病態
であり、それぞれが重複した場合は、虚血性心疾患、脳血管疾患等の発症リスクが高く、
内臓脂肪を減少させることでそれらの発症リスクの低減が図られるという考え方を基本と
している。
すなわち、内臓脂肪型肥満に起因する糖尿病、高脂血症、高血圧は予防可能であり、ま
た、発症してしまった後でも、血糖、血圧等をコントロールすることにより、心筋梗塞等
の心血管疾患、脳梗塞等の脳血管疾患、人工透析を必要とする腎不全などへの進展や重症
化を予防することは可能であるという考え方である。
内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の概念を導入することにより、内臓脂肪
の蓄積、体重増加が血糖や中性脂肪、血圧などの上昇をもたらすとともに、様々な形で血
管を損傷し、動脈硬化を引き起こし、心血管疾患、脳血管疾患、人工透析の必要な腎不全
などに至る原因となることを詳細にデータで示すことができるため、健診受診者にとって、
生活習慣と健診結果、疾病発症との関係が理解しやすく、生活習慣の改善に向けての明確
な動機づけができるようになると考える。
(厚生労働省資料による)

2007年08月23日

特定健診・保健指導って何!?

来年、平成20年4月から、健康診断の実施目的・概要が変わります!
(対象者は40~74歳と変わりません)

これまで:生活習慣病やがんなどの「疾病の早期発見・早期治療」

これから:「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」該当者及び予備群を減少させること

このように、国の制度が「メタボリックシンドローム」視線で変わるということは、
それだけメタボリックシンドローム該当者・予備軍への危機感が高まっているということです。

あなたは大丈夫!?あなたの周りの人は大丈夫!?
いくら忙しいとは言え、自分のカラダを自分で守らないと意味がありません!
メタボは百害あって一利ナシです。メタボ族をみんなの努力で撲滅させなければ!

※メタボリックシンドロームの基準はこちらをご覧下さい。

◆特定健診とは
特定保健指導の対象者となるかどうかを判断するための健診

【健診項目】
-必須項目-
● 質問票(服薬歴、喫煙歴等)
● 身体計測(身長、体重、BMI、腹囲)
● 理学的検査(身体診察)
● 血圧測定
● 血液検査
● 脂質検査(中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール)
● 血糖検査(空腹時血糖またはHbA1c)
● 肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
● 検尿(尿糖、尿蛋白)

-詳細な健診項目-
※一定の基準下、医師が必要と認めた場合に実施
● 心電図
● 眼底検査
● 貧血検査(赤血球数、血色素量、ヘマトクリット値)


◆特定保健指導
対象者が健診結果から自らの健康状態を把握し、
生活習慣改善のための行動目標を自ら設定・実行できるよう、
医師、保健師、管理栄養士による個々人の特性やリスクに配慮した支援を実施。

-リスク判断-
腹囲が男性で85cm、女性で90cm以上で次の項目に当てはまるかをCheck!!
1つ以上当てはまる人は「特定保健指導」対象者です!!

●高血圧
  収縮期(最大)血圧130mgHg以上、または拡張期(最小)血圧が85mgHg以上
●高血糖
  空腹時血糖値100mg/dL 以上、またはHbA1c 5.2%以上
●高脂血症(脂質異常症)
  中性脂肪値150mg/dL 以上、またはHDLコレステロール値40mg/dL 未満

腹囲も上記3項目も当てはまらない→「情報提供」
1つ当てはまる→「動機付け」支援
2つ以上当てはまる→「積極的」支援


わかりやすく言えば、このような流れです。
「あなたは今こんな状態です、こんな目標を決めてみましょう」と設定、
保健指導スタッフがリスク度合いに応じて「がっつり」「そこそこに」「さりげなく」支援します。
※がっつり→積極的支援、そこそこに→動機付け支援、さりげなく→情報提供

【情報提供】
生活習慣病の特性や生活習慣の改善のための情報提供。
個人に合わせた情報を提供します。

【動機付け支援】
個別面接または、グループ支援を原則1回行い、
対象者が自らの生活習慣を振り返り行動目標を立て行動に移し、
その生活が継続できることを目指した支援。
6ヶ月後に通信等(電話・eメール・ファックス・手紙等)を利用して評価を実施。

【積極的支援】
上記動機付け支援に加え、
3ヵ月以上の定期的・継続的な支援(電話・eメール・ファックス・手紙等を利用)を行い、
対象者が自らの生活習慣を振り返り行動目標を立て行動に移し、
その生活が継続できることを目指した支援。
6ヵ月後に通信等を利用して評価を実施。

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